もう一冊の本
2010-05-04


先走りすぎました。
オードリーだ、ラジオパークだ、新刊『ラジオにもほどがある』だ…という前に、
それより先(6月あたま)に出る本の話。

以前、「突然の依頼があった」と書いた件です。
で、初めて会ったその編集者は、私にこう言った。
「藤井さん、共産主義と資本主義について一冊書きませんか?」
突然の、そして予想外の依頼に、私の頭の中は、
「???」
となる。
「…え、えーと……。それは、ひょっとして…」
なんとか体勢を立て直しつつ、私は聞きなおす。
「…どなたか他の作家の方と私を、間違えてらっしゃるのでは?」
まあ、こう返すのが精いっぱいだ。
しかし、相手はこう言った。
「いいえ。藤井青銅さんです」
(続く)
[現代史]

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